遅ればせながら、11/2の堀口知江 自主企画、”Roadrunners!vol.2″にお越しいただきみなさま本当にありがとうございました。
今回のゲストは、塚本功さんをお呼びしてのツーマンライブ。&私のステージには一曲飛び入り参加でフータくん(グルーミーズ)が登場してくれました。
場所は、いつもお世話になっている西早稲田のBLAH BLAH BLAHで。
今回の”Road Runners! vol.2″では、じつはステージの飾り付けを全て自分達でさせていただきました。
スタッフの梅さんの湧き出てくるアイデアと人脈に、大感謝。
THE FAT HATTER さんにビンテージのステットソンのハットケース、トルソーをお借りし、
キャンドルジュンさんのお店Eldnacksのスタッフの、レナさんにキャンドルをいくつかお借りしました。
その他のものは出来るだけお金はかけずに、持っているものの中での大好きなものだけをを飾ろう!
というコンセプトでした。
実際、私が買ったのは、グラスジェムコーンくらい。
梅さんのバーニングハットと
自分で作ったビーズのハットバンドがお気に入りのハット。
ハタチからずっと一緒に居てくれるRE-301。
このアンプとの組み合わせは、レコーディングで使ってる機材そのまんま。
このサイズ感を探すのに苦労した、大好きなチマヨジャケット。
梅さんのウエスタンジャケット、
すぐにSOLD OUTした(ありがとうございます!)北海道のステンシル職人さんForty Originalに作っていただいた、Roadrunners Tシャツ。
吊るしているラグはチャーチエ北海道ツアーの時に、大好きな函館で購入したもの。
わたし達の宝物がたくさん。
演奏やギターだけじゃなくて、普段の生活から、好きなものを気合いで(←いちばん重要)集めてきたことがステージに繋がりました。
視覚的にも景色をイメージしてもらいやすい、唯一無二のステージが作れたと思っています。
梅さんをはじめ、協力してくださった皆様、本当にありがとうございました!
好きなものだけに囲まれて好きな機材だけで演奏できるというのは、この上なく贅沢な時間でした。
じつは、気合いが入りすぎて一曲目のサンダーバードでブロさんの1弦を切ってしまうというハプニングもありました。(珍しいです)
私が代わりにゴルちゃんで弾いている間、裏ではローディーのキンタロウさんが光の速さでブロさんの弦を張り替えてくださっていました。本当にたくさんの人が力を貸してくれて、作れたステージでした。
一曲だけ、グルーミーズのフータくんも飛び入りで参加してもらってRose Gardenをセッション。彼とはTSUYOSHI & THE 301 BLASTERSというバンドで一緒にやっているバンドメンバーでもあります。
彼のトラビスピッキングは私のとちょっと違くて一音多く音を詰め込んでいて丸くなくてタイトでカッコイイ。これからも思いっきり楽しく音楽やってね。
途中でRoadrunnersTシャツに衣装チェンジしたりしました。
いま思い返しても、こんなにたくさんのお客さんに来てもらえたこと、本当に嬉しかったです。満員御礼。
バトンタッチしたのは、私が尊敬してやまない塚本功さん。
初対面は数年前の対談インタビューでお会いし、それから何回かライブをご一緒させていただき、名古屋でツーマンもやったりと、インタビュー後は結構頻繁にお会いする機会があったのですが
最近ご一緒する機会が少なくなっていたので、自分の企画でこうしてまた再会する事ができてとても嬉しかったです。
塚本さんは魔法使いのようで、毎回ギター一本だけ持って現れてアンプに繋ぐだけなのですが、毎回違うギターアンプに差しているにもかかわらず、毎回同じ、塚本さんの音を出すんです。そして、バリエーション豊富な音色を手だけでコントロールして出しているのだよ。
それがどれほど凄い事なのか、ギタリストさんならわかるでしょうか。
サムライが刀一本で勝負するように、ギター一本で勝負する姿は、とても美しくて格好いいのです。
最後は 嫌んなった とRoadrunnerをセッション。
シンプルが一番。塚本さんからは大事な事をたくさん教わっています(勝手に)。
だからこそこの、好きなものだけを集めたステージで共演する事ができて良かったです。
一番だいじにするべきものは人によってそれぞれ違って当たり前ですが、
わたしの場合は、それが名誉的なナントカ賞を取りたいとか、認められたい、有名になりたい、好かれたい、そういう類のことは全部綺麗さっぱり川に流してサヨナラしました。
シンプルが一番。いつかすべて、本当の事がわかる時がくる。
自分の心が動く大好きなものだけで身体をいっぱいに溢れさせていたいです。
自分が思う”カッコイイ”を絶対に守っていきたい。絶対にブレないでいたい。
そう強く思える企画になりました。
改めて、協力してくださったみなさま、観に来てくださった皆様、どうもありがとうございました。
撮影: 小野由希子