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Roadrunners!vol.2 大成功。

2019年11月23日更新

遅ればせながら、11/2の堀口知江 自主企画、”Roadrunners!vol.2″にお越しいただきみなさま本当にありがとうございました。

今回のゲストは、塚本功さんをお呼びしてのツーマンライブ。&私のステージには一曲飛び入り参加でフータくん(グルーミーズ)が登場してくれました。

場所は、いつもお世話になっている西早稲田のBLAH BLAH BLAHで。

今回の”Road Runners! vol.2″では、じつはステージの飾り付けを全て自分達でさせていただきました。

スタッフの梅さんの湧き出てくるアイデアと人脈に、大感謝。

THE FAT HATTER さんにビンテージのステットソンのハットケース、トルソーをお借りし、

キャンドルジュンさんのお店Eldnacksのスタッフの、レナさんにキャンドルをいくつかお借りしました。

その他のものは出来るだけお金はかけずに、持っているものの中での大好きなものだけをを飾ろう!

というコンセプトでした。

実際、私が買ったのは、グラスジェムコーンくらい。

梅さんのバーニングハットと

自分で作ったビーズのハットバンドがお気に入りのハット。

ハタチからずっと一緒に居てくれるRE-301。

このアンプとの組み合わせは、レコーディングで使ってる機材そのまんま。

このサイズ感を探すのに苦労した、大好きなチマヨジャケット。

梅さんのウエスタンジャケット、

すぐにSOLD  OUTした(ありがとうございます!)北海道のステンシル職人さんForty Originalに作っていただいた、Roadrunners Tシャツ。

吊るしているラグはチャーチエ北海道ツアーの時に、大好きな函館で購入したもの。

わたし達の宝物がたくさん。

演奏やギターだけじゃなくて、普段の生活から、好きなものを気合いで(←いちばん重要)集めてきたことがステージに繋がりました。

視覚的にも景色をイメージしてもらいやすい、唯一無二のステージが作れたと思っています。

梅さんをはじめ、協力してくださった皆様、本当にありがとうございました!

好きなものだけに囲まれて好きな機材だけで演奏できるというのは、この上なく贅沢な時間でした。

じつは、気合いが入りすぎて一曲目のサンダーバードでブロさんの1弦を切ってしまうというハプニングもありました。(珍しいです)

私が代わりにゴルちゃんで弾いている間、裏ではローディーのキンタロウさんが光の速さでブロさんの弦を張り替えてくださっていました。本当にたくさんの人が力を貸してくれて、作れたステージでした。

一曲だけ、グルーミーズのフータくんも飛び入りで参加してもらってRose Gardenをセッション。彼とはTSUYOSHI & THE 301 BLASTERSというバンドで一緒にやっているバンドメンバーでもあります。

彼のトラビスピッキングは私のとちょっと違くて一音多く音を詰め込んでいて丸くなくてタイトでカッコイイ。これからも思いっきり楽しく音楽やってね。

途中でRoadrunnersTシャツに衣装チェンジしたりしました。

いま思い返しても、こんなにたくさんのお客さんに来てもらえたこと、本当に嬉しかったです。満員御礼。

バトンタッチしたのは、私が尊敬してやまない塚本功さん。

初対面は数年前の対談インタビューでお会いし、それから何回かライブをご一緒させていただき、名古屋でツーマンもやったりと、インタビュー後は結構頻繁にお会いする機会があったのですが

最近ご一緒する機会が少なくなっていたので、自分の企画でこうしてまた再会する事ができてとても嬉しかったです。

塚本さんは魔法使いのようで、毎回ギター一本だけ持って現れてアンプに繋ぐだけなのですが、毎回違うギターアンプに差しているにもかかわらず、毎回同じ、塚本さんの音を出すんです。そして、バリエーション豊富な音色を手だけでコントロールして出しているのだよ。

それがどれほど凄い事なのか、ギタリストさんならわかるでしょうか。

サムライが刀一本で勝負するように、ギター一本で勝負する姿は、とても美しくて格好いいのです。

最後は 嫌んなった とRoadrunnerをセッション。

シンプルが一番。塚本さんからは大事な事をたくさん教わっています(勝手に)。

だからこそこの、好きなものだけを集めたステージで共演する事ができて良かったです。

一番だいじにするべきものは人によってそれぞれ違って当たり前ですが、

わたしの場合は、それが名誉的なナントカ賞を取りたいとか、認められたい、有名になりたい、好かれたい、そういう類のことは全部綺麗さっぱり川に流してサヨナラしました。

シンプルが一番。いつかすべて、本当の事がわかる時がくる。

自分の心が動く大好きなものだけで身体をいっぱいに溢れさせていたいです。

自分が思う”カッコイイ”を絶対に守っていきたい。絶対にブレないでいたい。

そう強く思える企画になりました。

 

改めて、協力してくださったみなさま、観に来てくださった皆様、どうもありがとうございました。

撮影: 小野由希子

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ゴルちゃん日記《1》

2019年6月27日更新

突然思い立ったのでゴルちゃん日記書きます。

もう知っている方も増えてきたのではないかと思いますが、私はGretsch ’60 6120とBlastcult NC/DCを両方メインギターとして使ってます。

色んなところで話したことはありますが

使い分けは Gretsch(ブロさん)は私のソロワークで、Blastcult(ゴルちゃん)はラーナーズで、というふうに使い分けてます。

ゴルちゃんはラーナーズのライブ(ほとんどスポーツ?)に余裕で耐えきれる強靭な肉体&バンドカラーにぴったり、

ブロさんは自分が主役じゃなきゃ嫌だと言うわがままビンテージおじさんなので、私がソロで歌うときのステージに登場します。

 

ゴルちゃんのことに関しては、好きがたくさんありすぎて書きたい事は山ほどありますが、

まず最初になんで名前がゴルちゃんなのかというと、ゴールドだからです。

ギタマガの担当さんは苦笑いしてました…

 

ブロさんが折れてしまった時に救世主としてアメリカから飛んできてくれたヒーローなので、2018年の4月から使ってます。もう1年過ぎてた。

いつもありがとうゴルちゃん。

そのほかのまつわるお話などはまた思いついたら書きます。

なぜ突然ゴルちゃん日記が始まったのかというと、

じつは、先週の豊橋→京都で

2日目の京都のリハ前にケースを開けてみたら

「?!?!?!」

なにか見たことのない傷がある!?

ついにやってしまった………

と思うくらいの傷を発見してしまったからです。

前に野音でハデにコケてボディについたすり傷とは、比べものにならないくらいの危険な香りが。

怪我した場所がジョイントなので、木と木の接合部がずれてたりひびが入っていたりしなければいいけど。

塗装も接合部だけ浮いてるし怖すぎ。

人間で言えば、首…よりも、腰、かなぁ?

とにかく重要なところなのは間違いない。

 

よーく見ると、かけてしまった部分は、ゴールドの塗装→白い硬そうなもの→中の木が見えてるという感じでかけていたので、

もしかしたら塗装が剥がれただけかも?と、わたしは都合のいい妄想を始めましたが、

とても気になるのが斜めに跡がついた塗装の動き。

小さい脳みそで一生懸命思い出してみたら、京都のライブで

ブレイクでおもいきりふりかぶったら、コーラスマイクにヘッドをゴン!って

スゴイ勢いで当てちゃった気がする。

 

さすがにSNSには載せられないし、トミーさん(ブラストカルトジャパンのアニキ)に会わせる顔がない…

この傷を発見してから、怖くて一週間はとりあえず見て見ぬ振りをしてみましたが、

一週間後の小岩のライブで、やっぱり逃げてちゃだめだと決心。

ライブが終わったらその足でトミーさんの居る事務所に直行。

 

ゴルちゃんをしばらく見て

「あーこれは塗装(剥がれ)だけですよ、木は問題ないと思う」

とのお言葉。

よ、よ、よかった〜〜〜〜!

傷口から見えてた白い硬い部分はどうやらバインディングだったみたいでした。

なんらかのアクションで木に力がかかった時に塗装のヨレ?も発生したみたいで斜めに跡がついてるのもそのせいかな、と。

もし万が一木が反ってきたらまた直しますのでと言ってくれて

めちゃくちゃ安心。

この欠けてる部分と塗装も、直すなら直しますよーとも言ってくれたので、直すかどうかはあとで考えるとして

とりあえず、大ごとにならずよかったと

心の底からほっとしたのでした。

 

 

ついでに、前から直さなきゃと思っていた、トーンのノブの緩みを直してもらったり

ピックアップを磨いてもらったり

一年ぶりに人に優しく撫でてもらったゴルちゃん。

トミーさんの作業はバイクいじってる人みたいな感じで、大事に大事に細かく作業する感じではないし、良い意味で日本人ぽくない所が好き。

いつも言ってくれるのは、道具なんだからぜんぜんイイでしょ。って言葉。

ビンテージのブロさんとはまたちょっと違う向き合い方でゴルちゃんに接してはいましたが、その言葉はいつも頼もしい。

やはり、そういう愛し方もあるのだ。

 

ビンテージのグレッチと

ブラストカルトのNC/DCユーザーとして

この二本を扱えているって事に、つくづく幸せを感じるのでした。

だってこの二本カッコ良すぎる。

そういう意味では、アーティストとして、ギタリストとして、カッコよく居れているとは思うし、自分がもし中学生だったとしたら、その中学生の自分にこのふたつのギターをカッコイイなと思わせる事はできてるだろうなとは思う。

売れているかどうかは別としてだが。

だからもっと、目一杯音を出してあげようと思ったのでした。

 

ゆっこちゃんに知らぬ間に撮られていた、ゴルちゃんを心配している写真をどうぞ。

 

それではまたライブハウスで!

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ブロさん日記㉚

2019年4月28日更新

ブロさんが治ったのか治ってないのかわからない感じでだいぶ長い間、ご無沙汰してしまいました。

去年の秋頃からぱったり心に余裕が無くなってしまっていましたが、無事、最近復活しました。

ちゃんと治ったところを書いてあげなければ。

何度見ても痛々しいブロさんを何回も載せちゃう。

前の記事を読み返して思いましたが、サーズデイの文字、折れなかったら一生知ることが出来なかったから、ブロさんが木曜日と縁があるって分かったのは、とってもラッキーな事だったな。と、いまはやっと思えました。

 

ブロさんが入院中、じつは、運命めいた出来事もありました。

2年前くらいから作ってくれていたブラストカルトのNC/DCチエカラーが、このタイミングでアメリカから到着…。

いままでは、ジェイソンの制作の気分が乗る時まで、ひたすらの〜んびり待っていたけど、

それがついに日本に届くという、いきなりの急展開にとてもドキドキしました。

正直、到着しただけでも奇跡の出来事なのに、

『グレッチ折れたんなら代わりにコレ使えよ』と言わんばかりのこのタイミング。

ちょっと鳥肌が立った。

ああ、やっぱりジェイソンバーンズは、困っていたり弱っている人を助けてくれるヒーローなんだなと、確信しました。

だからブラストカルトは格好いいんだと思う。

そして、ブラストカルトのギターにテンションが上がりまくっていたおかげで(機会があったらゴルちゃんについても書きます)、ブロさん退院の連絡が来るまでの時間もとても早く感じました。

 

急いで足を運び、ついにご対面。

元どおりにくっついているブロさんを見たときは、

嬉しさと同時に、接着面に生々しい傷跡が残っているのが痛々しくて、胸がヒリヒリしたのを覚えてます。

これが、一生付き合って行かなければならない傷か、と私はそこでもう一度、覚悟を決めたのでした。

その傷跡の写真を載せようと思って探したのだけど、あれれ、ぜんぜん見つからなかった…ホントに見たくないところだったんでしょうね。まあ、また機会があったら載せます。

そして

前回の記事でもちょっと書いたように、薄いメイプルの板を入れてもらい接着面を増やしてくっつけてもらった様子がこちら。横から見るとわかりやすい。

ちょっと詳しくは忘れちゃったんですが、接着面を挟んで押さえておく大きな器具があって、それでしばらく圧をかけて接着してくれたのだと思います。

この方法、治していただく前はとっても悩んだんですが、いざ弾いてみるとあら不思議…

生音からして全然違う!

音の振動がちゃんとボディに伝わって全ての木が鳴っている。

こ、こ、これ……鳴りがとんでもなく良くなっちゃったんじゃ…。

というか、折れる前に少し思っていた、痒いところに手が届かないカンジ、元々折れてたところ、ちゃんと接着されてなかったんじゃ…?

 

……そう考えると、再び折れて本当に良かった。

このギターの本当の声を、やっと聞けた感覚。

そして何より、完璧に接着して治してくださったお医者さまに大感謝!まさに命の恩人です。

ブロさんが退院してからすぐのライブ写真がこちら。

嬉しそう…

一度(二度?)こんな風に折ったらもうこわいものはないはず。何が起ころうと、粉々になるまで弾いてあげよう。一緒にいてあげよう。私の方が早く粉々になるかもだけど!

 

ブロさんはやはり不死身なのでした。

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ブロさん日記㉙

2018年9月20日更新

まっぷたつに折れてしまったブロさん。

気絶しているブロさん。

いつもお世話になっている、必ず直してくれる、あの神さまみたいなお医者さまに診て貰えば大丈夫だからね。と話しかけながらも

お医者さまに持って行ける日までの数日間は、地獄のようでした。

お布団のなかでしくしくしくしく、めそめそめそめそして、朝になってもまったく起きたくありません。

誰とも絶対に会いたくない!着替えたくない!お外に出たくない!ごはん食べたくない!歯も磨きたくない!お風呂も入りたくない!

私の元に来てから怪我してばっかりで、こんな持ち主のところに来てしまってごめんなさい、ごめんなさい、と何回も思っていました。

それはもう  生きる希望を失くしている、頭の中真っ暗闇の、どこからどう見ても廃人でした!

 

 

そんな感じで数日経ち、やっとお医者さまに診てもらえる日が来ました。

そして診てもらってハッとしたのが、

今回折れてしまったところは、前の持ち主さんが一度折ってしまって、リペアした後だったということ。

そういえば、ネック折れリペア有りで買ったわな…

と思い出すわたし。

もしかしたら、前のリペアがちょっと甘くてちゃんとくっついていなかったのかも知れない、との予想も。

マイクスタンドに当たっただけで真っ二つに折れてしまったのは、そういう事だったのか、とだんだん納得してくる。

そのほかにも治療法について、お医者さまと相談したことで一番覚えているのが

このままくっつけるだけだと接着面が少なすぎるので、ヒール?と呼ばれるのかな?ネックの終わりのところとボディの間にメイプルの板を入れましょうという事でした。

ビンテージグレッチの愛すべきところは、なんと言ってもUSAならではのテキトーな作りのゆるさがあるところ。キッチリカッチリしてないところが愛くるしい上に、サウンドの特徴だと思っていたのです。ネック終わりとボディの間には少し隙間があるのがビンテージの良さだと思っていた私は、その隙間に板を入れるのかあ〜…と、一瞬、悩みました。

けれども、ビンテージのものを扱うときには、今の時代をいっしょに生きていく為に、新しい考えを持って決断する勇気、覚悟が必要です。

捨てなければならないこだわりだって、たくさん出てきますよね。

ちょっと考えて私は、へんなこだわりは捨てて、少しでも接着面が増やせるように、ネック終わりとボディの間に板を入れてもらうことを決意しました。

それによって音がもし変わってしまったとしても、ちゃんと治ったらまたよく鳴るように弾いてあげればよいんだと、その板に賭けました。いちばん大事なのは、ブロさんが元気に治ってくれること。

 

ワンマンライブまであと1ヶ月という時期だったので、それまでに治してもらえたら大変嬉しいですと頼み込み、ブロさんまたしても入院の巻。

こうなったら、どんなにお金がかかってもどんなに時間がかかっても、なにがなんでもくっつける!という気持ちでした。

 

ブロさん日記㉚へつづく

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ブロさん日記㉘

2018年8月21日更新

もうだいぶ、笑って話せるようになったので書き残しておこうと思います。

3月頃、ワンマン前のプレッシャーとかで胃を壊していた時期がありました。当時バナナとウィダーインゼリーが栄養源のわたしは、ライブ中、足元がふらつきマイクスタンドに倒れ込んでしまいました。

起き上がってふとギターを見ると、あれ!!ブロさんまっぷたつ…

弦がびよーーーんてなってる………折れとる!!誰がどう見ても、折れとる!!

その時まだ、ライブは4曲目。(死)

会場の空気も、一瞬で、人が死んだかのように凍りついている。

次の出番の方がすかさず、ギターを貸してくれて(ストラトでそれも確か古そうだったので感謝しかない)、なんとかライブを続ける。「どんな時でもやらなきゃいけません」とか訳の分からない事を言いながら演奏。涙が滝のように流れてくる。

ブロさんが無くなったら心の支えが何にも無くなってしまうしどうやって生きていけばいいのか分からないぞ…ブロさんごめん…と、思いながら最後までライブをやりきる。。今思えば、まさにあれが、絶望というものなんだなと思うほどでした。

ライブをなんとか気合いで乗り越えて、とれた部品を拾ったり楽屋でギターをくっつけてくれる優しいメンバーたちの様子が、こちら。

そこからは、あまり記憶がありませんが、ファンのみんなが心配して来てくれたのと、はじめてメンバーに現場を任せてタクシーで速攻帰ってしまったのを覚えています。あの時帰してくれて、メンバーにはいまも感謝しかないです。

家に帰って撮影した写真がこちら。

 

木曜日に作られたと思われる、初めて見る「THURSDAY」の文字…出来れば見たくなかったTHURSDAY…。

またここからブロさんの入院生活が始まるのでした(㉙につづく)

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