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ブロさん日記㉘

2018年8月21日更新

もうだいぶ、笑って話せるようになったので書き残しておこうと思います。

3月頃、ワンマン前のプレッシャーとかで胃を壊していた時期がありました。当時バナナとウィダーインゼリーが栄養源のわたしは、ライブ中、足元がふらつきマイクスタンドに倒れ込んでしまいました。

起き上がってふとギターを見ると、あれ!!ブロさんまっぷたつ……

弦がびよーーーんてなってる………折れとる!!!誰がどう見ても、折れとる!!!

その時まだ、ライブは4曲目。(死)

会場の空気も、一瞬で、人が死んだかのように凍りついている。

次の出番の方がすかさず、ギターを貸してくれて(ストラトでそれも確か古そうだったので感謝しかない)、なんとかライブを続ける。「どんな時でもやらなきゃいけません」とか訳の分からない事を言いながら演奏。涙が滝のように流れてくる。

ブロさんが無くなったら心の支えが何にも無くなってしまうしどうやって生きていけばいいのか分からないぞ…ブロさんごめん…と、思いながら最後までライブをやりきる。。今思えば、まさにあれが、絶望というものなんだなと思うほどでした。

ライブをなんとか気合いで乗り越えて、とれた部品を拾ったり楽屋でギターをくっつけてくれる優しいメンバーたちの様子が、こちら。

そこからは、あまり記憶がありませんが、ファンのみんなが心配して来てくれたのと、はじめてメンバーに現場を任せてタクシーで速攻帰ってしまったのを覚えています。あの時帰してくれて、メンバーにはいまも感謝しかないです。

家に帰って撮影した写真がこちら。

 

木曜日に作られたと思われる、初めて見る「THURSDAY」の文字…出来れば見たくなかったTHURSDAY…。

またここからブロさんの入院生活が始まるのでした(㉙につづく)

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お久しぶりです。

2018年8月13日更新

久しぶりにブログを書きます。(唐突)

2018年に入ってから、はじめての日記になってしまいました。もう8月なのに。ふと、記録を残しておきたくなりました。

今年の1月はBSOの来日でブライアンにブロさんにサインして貰ったり、2月は蒲郡BUZZ HOUSEでワンマンしたり、3月はブロさんのネックが真っ二つに折れてしまったり(この辺から心折れる。レッドクロスのリハで号泣→イカリさんに慰めてもらう)、、、、、、

4月、そんな地獄のような日々の真っ只中に、ジェイソンからBLAST CULTのNC/DC Chieモデルが届く。

5月はシェルターでウルフベイツワンマンライブ、7インチAustin Texasを発売する。

ヌーディスーツをワンマンの為に自力で作る!!(これ重要)

などなど…

天国から地獄に突き落とされてまた這い上がって…のような波乱万丈な日々を送ってここまできましたが

今日書きたくなったのは、たぶん、今日のリハでブロさんの音がすごく良かったから!!

怪我の功名とは良く言ったもので、ブロさんは真っ二つに折れたのをくっつけて貰ってからというもの…毎回、とんでもねえ音を出してきます。

折れる前とは、確実に違う!絶対に違う!

怖いほどのその凄味に、弾いてて自分でぞくぞくする瞬間があります。あぁこれが、本当のビンテージなんだ、と。

それともうひとつ

最近、今までとは全く弾き方を変えることにチャレンジしていて、まだ慣れていないけどそれがものすごーく楽しいです。

いままではブースターを踏んで音量を上げるスタイルだったけど、もうペダルは一切踏まずにマスターボリュームでコントロールするようにしたのと、

たとえアナログディレイが無くても、たとえマーシャルやJCを使わなきゃの時でも、特に気にしないようにしました。

だから、ウルフベイツリハでは最近は、マーシャル900にブロさんアン直。

ペダルボードを持ち運ぶのが重い、という理由をきっかけにどんどんシンプルにしていったら、ギター本体の音色のバリエーションだけでも何十通りも作れる事に気づく…。

いままでフルテンであたしゃなにをしてたんだい、と思うわけです。

結局、素晴らしいギターがあって、その良さを引き出してあげられる腕があれば、あとはなんの機材でもいいっすよ的な境地の、始まりの扉が開いた感じです。

誤魔化しの効かない男の浪漫がグレッチにはある!

 

それと、もうひとつうれしいニュース。

レザークラフトのDOVE OVERALLというブランドをしてるシモくんが、サプライズで、DOWN BY LAWベルトを作ってくれました。見えるかな?カッコイイ〜!!

今度、ライブでするので是非目撃してみてください。アクリルスタッズもカラフルでとっても可愛くてお気に入りです。シモくんありがとう。

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2017年のみんなたち、ありがとうございました!

2017年12月30日更新

WOLF BAITS

LEARNERS

2017年、ライブに足を運んでくださったみなさま、ありがとうございました!みんなたちの笑顔のおかげで、元気に楽しく演奏できました。

また来年も、たくさん会いに来てほしいです!よろしくお願いします。

 

個人的に、今年は素晴らしい年だったと思うので、ざっくり振り返っておきます。

2017年

★1月

お正月休みはぜんぶ、ラーナーズの2nd曲のアレンジ構築、練習に費やす。そしてレコーディング。1/31にラーナーズの2ndアルバム発売!

★2月

モッチェさんのアルバムのレコーディング。その他アイドルちゃんのやつなど、色んなレコーディング。

★3月

2回目のSXSWに行く。NEKO CASEを1番前で観てセットリストをゲットしてくる!(感動)チケットソールドアウトしていたNIKKI LANEのライブに、トーキョーからきたんだ!入れてくださいお願いします!と懇願し会場に必死の思いで潜入、ステットソンにNIKKIのサインをもらってくる!(感動)BLAST CULTのギターやベースを作っているJASON BURNSに会う!(惚れた)

この3つをクリアできた事は一生忘れられない思い出でしょう…。マイヒーローに会うという夢をいっぺんに叶えた。

★4月

バレエの発表会。(昔からやってるやつ)

レコードストアデイに2枚ウルフベイツの7インチを発売。

★5月

モッチェ永井&テンダリーズ のツアーにたくさん行く!

★6月

6/2に、シェルターでウルフベイツのレコ発をやる。(ニートビーツ、フートストリングス、コウキさんに感謝!)6/22にウルフベイツの1stアルバム発売。

★7月

7/8にウルフベイツ、ワンマンライブ。チャックベリー追悼ライブに参加、塚本功さんのワークショップにゲスト参加、俊美さんのイベントに弾き語りで参加。などなど。

★8月

モッチェ永井&テンダリーズ北海道ツアー。ライジングサンロックフェスティバルにでた!

★9月

ツアー先で食べたハマグリにあたる…。下痢と嘔吐でツアー中悲惨な目に…。。。あれは地獄だった。。。。みなさんも食中毒には気をつけて!!

この辺りから、禁煙をはじめる。

★10月

モッチェ永井&テンダリーズで九州ツアー。クロサワ楽器でグレッチの弾き比べ弾き語り。渋谷のSCHOTTで弾き語り!ウルフベイツは初の大阪。

★11月

厚木のビンテージバイクのイベントで弾き語り。ウルフベイツで神戸、御殿場ツアー。宇都宮にて弾き語り。

★12月

名古屋で塚本功さんと弾き語りツーマン。ウルフベイツで富山。渋谷パリミキ(メガネ屋さん)でインストアXmasライブ。

ウルフベイツ7インチシングルのレコーディング。

 

 

書いてて思ったけど…細かく情報が残っていないライブもあるから正確には数えられませんが、今年は年間100本くらいやっているのでは?!

ほとんどライブ、ライブ、ライブ…でしたね。そりゃあ、身体もボロボロに疲れますね。

20代最後、よく頑張ったなぁ。

個人的には、劣等感の多い一年でしたが、これだけたくさんのライブが出来たということはミュージシャンとして大きな誇りです。悔いはまったくありません!

それに、2017年の最後の最後で、ブラストカルトの事務所に遊びに行った時に気づきました。ずうーーーーっと劣等感で悔しがっていたけど、あぁ、自分はカッコイイアーティストでいたいんだな、って。やっと納得できた。ブラストカルトみたいに、Jasonみたいにカッコ良くいたい。し、

手を伸ばして掴むものがどうか名誉ではないように、って自分で歌っていたのに、あぶないあぶない。それより大事なのはやっぱり私は、お客さんだなと思いました。

色んなところに行ったときに、この曲を聴いてすごく救われました、と言ってもらえることが、一番のたからもの。聞いてくれてありがとう、一曲だけでいいから、だれかの人生に寄り添えますように。

お客さんの表情がリアルにわかるところで、そのお客さんがどういう思いで来ているかも分かるところで、ライブをするという事が、私にとってはかけがえのないたからものなんじゃ。ライブに来てくれているみんな、一人一人のことを大切に思います。関わってくれたみんなありがとうございました!来年も、どうぞよろしくね。

 

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ブロさん日記㉗

2017年10月3日更新

ずいぶんご無沙汰になってしまいましたが、実は、ブロさん綺麗に治ってすぐ帰ってきてくれました!

何事も無かったかのように、見事に傷口が無くなりました!そしてネック裏の模様とヘッドの傷まで、預けた時と同じように、忠実に再現してくださる心意気…感謝しか無いです。

せっかくなので、他の部分もたくさんメンテナンスしてもらいました。

フレットももう限界までベタベタに低かったので、打ち替えてもらいました。指板もうねうねしていたので、真っ直ぐ平らにしてもらいました。

なんと予定日より1週間くらい速く、

中も外も、完璧なブロさんで帰ってきてくれました!

肝心な音ですが、

最初はフレットの高さには戸惑ったものの、めちゃくちゃ弾きやす!くて、しっかりと前に出て抜ける音がすることに、ひたすら驚きました。

いいギターはずっと弾いていられるけど

ほんとにずっと弾いていられるブロさんになって帰ってきてくれました。

2ヶ月くらい弾きこなした今、フレットの高さにも慣れ、もうこのセッティングじゃないと無理!な領域まできました。

手術を決断する時はほんとにほんとに、怖くて悲しくて勇気がいったけど、 こんなにいい音&弾きやすさ になって帰ってきてくれるなんて。本当に諦めないで治してよかった!

ビンテージギターは今の時代で、ちゃんと本来のように動けるようにしてあげることが大事だけど、でもそれはそのプレイヤーの考えによって仕様も変わってくるから難しい。

私は私なりの考えでブロさんの良さを最大限に出せる方法を取ることができたとおもうので、いまはとても満足しています。

お医者様と、紹介してくださった諸先輩方に感謝です!!

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ブロさん日記㉖

2017年8月2日更新

前回のつづきです。

ブロさん、3回目の診察…

(ヘッドをぐいぐい押していない…! 傷口もあまり指で触れないようにしてくれている…! )

お医者さん❸「うん、これは、傷口を開いて接着剤だけでは私からはそれで完全に直りましたよとお渡しする事はできません。」

と、即答で話しはじめるお医者さま。

段差があるヒビである事、接着してもまた患部が変化して汚れが入ってしまう可能性もあるかもしれない事、どうやら、様々な要因から、接着剤でくっつけるのは100%直ったとは言えないとのこと。では、どうするのか…?

お医者さん❸「傷口のところの木をえぐって、補強材を入れて直すのが一番確実な方法です。」

わたし「えぐ…!えぐるんですか…!?」

その光景はまさに、自分の相棒の病気を治す為には、相棒のお腹を切らなければいけない、と診察室でお医者さんに告げられたシーンのよう。

まさかの展開にショックを隠しきれないわたし…。

ブロさんが生まれてから57年間生きてきた歴史的木材を、私の代でえぐってしまうという衝撃的ストーリー…頭が一瞬でパニックです。

あまりのショックに、またしても涙がほろほろと…。

なんだこのドラマみたいなシーンは…ブロさんが本当に重症患者の旦那さんみたいに見えてきた。

わたし「ち、ちなみにどのようにやるのでしょうか…?」

参考資料を丁寧に見せてくださるお医者さま。

ふむふむ…。

予想外の展開だっただけにさすがに判断に躊躇してしまっている私に、先生は

お医者さん❸「選択肢は、放置か、大掛かりな手術をして治すか、このどちらかだと思います。そして、もしやるなら出来るだけ早い方が良いです。迷っている時間があるのかどうか、よく考えてみてください。」

この言葉を聞いたときに、この先生は本当に目の前のギターに対して、本気なんだなと感じてしまった。

僅かな診察時間を思い返せば、この先生は最初から、一瞬の迷いもなく即答で治療法を提案してくださった。即答できる、という事は自分の場合に置き換えると、ギャロッピングのノリを出すにはどうしたらいいですか?の問いに、右手の小指側の側面でベース音6,5,4弦までをミュートする事です。と答えるようなもので、(ちょっと違うか?笑)一瞬の迷いもなく即答できる事は、その答えに確信があるから、という事になります。

私のブロさんは、いのちと同じくらい大事なギターであって、そのいのちと同じくらい大事なギターを この程度やっておけばとりあえずあと何年かは大丈夫でしょう みたいな事は絶対にしませんという、職人さんとしての一流のプライド、本気と本気のぶつかり合いがこの先生とは出来そうだと話していくうちに感じれたので

私は予定していた予算も修理期間もぜんぶ丸ごと無視して、何がいくらかかってもいいから、この先生にやってもらおうとその場ですぐ決めたのでした。たぶん、心配性な私の性格とも合ってるんだろうなとも思った。

そうしてギターを診てもらっているうちに、ヒビの部分以外にも全部この先生にやってもらいたい、と思いはじめ

指板をまっすぐにしてフレット交換もしてもらう事になりました。

 

こうしてやっとの思いでたどり着いたブロさんを直してくれるお医者さん。諦めなかったらとっても良いお医者さんに出逢う事ができて、周りの協力してくれたみなさまにも本当に感謝しています。そして塚本さんの言葉がなかったら私は諦めモードのままでした。

そして何より勉強になったのは、職人さんによって意見ややり方は違うという事。何が正しいかの判断は結局は自分で決めること。自分の職業に対してプロフェッショナルであれということ!

お別れの写真を撮ったあと、喫煙所でお医者さまと煙草をぷかぷかさせながらギターの話やいろんな話をした時間が、私にとってとっても素敵な時間でした。泣いたあとの煙草はおいしい。

ブロさん、いってらっしゃい。元気になって戻ってきてね。

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