先日の山口さんとのインタビューで、「リファレンス」という言葉を学んだわたくし!
どうやら参考資料、みたいな意味合いがあるみたいだ。
今月はアウトサイダー発売月間という事で、できるだけたくさんブログを書くことに挑戦しているので、本当は秘密にしておきたい情報も大放出しようと、不器用ながらもガンバっている。最近はリリースした音楽を解説する人が増えてきた印象があるので(個人的には説明あまり好きじゃない)、早速流行りに乗ってリファレンスについて、書いてみる。少しでもアルバムに興味を持ってくれる人が増えますようにっと。
1曲目のRoadrunnerは、Reverend Horton HeatやLegendary Shack Shakersのような空気感を出そうと試みた曲。Reverend Horton Heat(レヴァレンド・ホートン・ヒート)はテキサスのサイコビリートリオ。とはいえ、ロカビリーやサイコビリーだけでなく、パンク、サーフ、スウィング、カントリー等の要素が自由気ままにミックスされた懐の深い音楽性が魅力!これぞアメリカ。ホートンヒートのVictory Lapという曲はかなり参考にした。
Legendary Shack Shakers(レジェンダリー・シャック・シェイカーズ)はケンタッキーの、ホートンヒートと比べるともう少し南部のゴシック的雰囲気が充満するサイコビリーバンド。でも彼等もロカビリー、サイコビリーだけでは括れない、アパラチアンミュージック、ヒルビリー、ブルーズ、スワンプ、ガレージ等様々な要素がミックスされてるバンド。ボーカルのJ.D.Wilkesから私はかなりの影響を受けていて、このトラッシュな感じが大好きなのだ!これぞ、アメリカの闇、という感じ。根深い闇を感じるよ。この雰囲気はなかなか日本じゃ出せないと思う・・・。
ホートンヒートも、シャックシェイカーズも、両方に共通しているのは、「気合いが入る音」だという事。様々な音楽のミックスだという事。
だけどマジなのか、マジじゃないのか・・・その微妙な際どいラインを行くところがイイのさ。全力で際どくてアホっぽいところがある。
Roadrunnerも、そんな二つに影響を受けていると思って聴いてみてもらえたら面白いかも?思わず笑っちゃうな、コレ・・・となれば、それは、一番嬉しい感想かも。
なんて、なかなか好きキライの分かれそうなインストからスタートするOUTSIDER、そんなところも気に入っています。
他の曲については次回のお楽しみに〜!
追記
ギターソロも含めて全員で一発録りだったRoadrunner、この曲はよりグシャッと感を出すために、アンプを入れていたブースの扉を全開(直せないので気合いでやるしか)、スタンディングでハウりコントロール、まるでライブのように録音しました。みんなで、録音二日目の朝一に集中してがんばった。スリル満点の空気感を愛してもらえますように。
読んだ証拠、残しておきます。チエちゃんの熱い音楽への取り組みが分かって嬉しいです。絶えず進化するチエちゃんの音の出来るまで、教えて下さい。次回も楽しみ待ってますよー
水野さん
うれしい!!いつも、ありがとうございます。
追記、なるほどです!
だから一曲目からライヴ感があってのめり込む感じになりました!
623さん
そうなんです。RoadrunnerとWatch Your Backはギターソロも含めた全員一発だったので空気感が、ギュッとしてますよね!