私のおばあちゃんは、とても穏やかでおおらかで、ゆったりたっぷりと、豪快でおもしろいおばあちゃんです。
今日は三回忌法要でした。
おばあちゃんが旅立つ時は、今まで見た事が無い程、おだやかに笑っていて
その一切迷いのない、あまりの美しい姿に、不思議と祝福の感情も込み上げてきたものです。
私もそんなふうに生きようと常日頃思っていたりするので、今日はおばあちゃんの事をたくさん考えられる嬉しい日でした。
「あら〜、おじいちゃんが帰って来たのねぇ〜」
窓から家に入ってくるセミを見てそういうおばあちゃんに
「???なんでセミがおじいちゃんなの?」
と聞いた、子どもの頃の記憶を良く思い出すのだけど、
お寺の外に出たら、アゲハ蝶がひらりひらりと飛んで行った。
あらぁ〜、おばあちゃんもやっぱり居たのねぇ〜と思わず口に出しそうになり、
あぁ、あの時のおばあちゃんはこういう気持ちだったのかなと少しわかったようなきがした。