カントリーって一言で皆言うけども、カントリーの中にはいろいろな種類のものがあるよね。
アパラチアンミュージックもあるし、ほぼ皆さんが想像するであろうC&Wと呼ばれるようなものもあれば、
ベーカーズフィールドもあるし、アウトローカントリーもあるし、オルタナカントリーもあるし
最近ではコズミックカントリーなんていうクールなのもあるし。
アメリカの歴史と共に絶えず進化し続けてきた音楽で、
それが今はアメリカーナに進化して繋がっているんだろうなと、私は思っている。
カントリーはひとつのジャンルではなくて、わたしたちと同じ生き物のような、物凄い音楽だと思う。
グレッチの仕様の変化みたいに、時代によってサウンドを思い浮かべられるのも面白い。
“悪魔のしわざ”という曲を作るときに参考にしたのは70年代のウェイロン・ジェニングスみたいなアウトローカントリー。ダンスビュージックみたいなビートが心地よいでしょう。
アウトローカントリーには商業的な音楽産業に反抗するマインドがあるのだけど
もっと生活に寄り添った、弱い立場の人も丸ごと救ってくれるようなところが、私は好きだった。
なので自分も、歌詞を書くときは片手に仕事、片手に作詞、という形で、働きながら考えてみたりした。
(ちゃんと仕事しろって感じですが…)
自分が書いた歌詞はほぼ言葉遊びみたいな感じだけど、
ウェイロンビートみたいな軽快さとかみーやんのちょっとサイケデリックなペダルスティールとかも合わさって、憂鬱を跳ね飛ばすような曲になったと思う。
上手くいかない事があっても、それも面白いじゃん、上等じゃん?と楽しめるように、
ほどほどに適当にやっていこうね。と、いつも頑張ってるみんなに伝わればイイなと思っている。